『魔法少女まどか☆マギカ』の中でも、特に複雑な関係として描かれているのが佐倉杏子と美樹さやかだ。
最初の杏子は、さやかと敵対する立場にある。
ところが物語が進むにつれて、杏子はさやかを放っておけなくなっていく。
なぜなのだろうか。
最初の杏子は「自分のため」に生きている
杏子の過去を見ると、彼女が自分の願いによって大きなものを失ったことが分かる。
その経験から、杏子は「他人のために願うこと」を否定するようになる。
だからこそ、他人のために魔法少女になったさやかとは正反対に見える。
でも、二人は意外と似ている

実際には、杏子とさやかには共通点が多い。
どちらも、自分の信じるもののために行動する。
どちらも不器用。
そして、どちらも自分の本当の気持ちをうまく処理できない。
杏子は「他人のために願うなんて馬鹿らしい」と言いながら、結局はさやかを助けようとする。
そこには、自分と似た部分をさやかに見つけていた可能性があると思う。
さやかを見て、自分自身を見ていたのではないか
杏子は過去に、自分の願いによって家族を変えてしまった。
その結果、大きな後悔を抱えている。
だからこそ、同じように自分の願いによって苦しんでいるさやかを見たとき、放っておけなかったのではないだろうか。
さやかを救おうとしているようで、実は過去の自分を救おうとしていた。
そう考えると、杏子の行動が少し違って見えてくる。
最後まで「他人のため」を否定しなかった
杏子は口では自分のために生きろと言う。
しかし最後には、さやかのために行動する。
ここに杏子というキャラクターの矛盾がある。
でも、その矛盾こそが彼女の人間らしさなのだと思う。
まとめ
杏子がさやかに肩入れした理由は、単純に友情だけではないと思う。
さやかの中に、自分自身と似た部分を見つけた。
そして、過去の自分ができなかったことを、さやかに対してしようとした。
「他人のために生きるな」と言っていた杏子が、最後には誰かのために行動する。
この矛盾が、杏子というキャラクターの魅力なのだと思う。



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