『魔法少女まどか☆マギカ』は、一度最後まで見てから最初に戻ると印象が変わる作品だ。
初見では意味が分からなかったセリフや演出が、結末を知った状態だと違う意味に見えてくる。
ここでは、そうした部分について考えてみたい。
ほむらの言動
序盤のほむらは、まどかに対してかなり冷たい。
しかし結末を知った後だと、その態度が単なる敵意ではないことが分かる。
むしろ、何度も失敗してきたからこそ、まどかに魔法少女になってほしくないという必死さが見えてくる。
キュゥべえの態度
初見では、キュゥべえは「魔法少女を助けてくれる存在」にも見える。
しかし後から見ると、彼の言葉にはかなり計算された部分があることが分かる。
視聴者に対しても情報を少しずつ提示しているため、序盤の印象と終盤の印象が大きく変化する。
マミの言葉
マミは魔法少女について説明する立場にいる。
しかし、彼女自身も魔法少女の世界のすべてを理解しているわけではない。
だからこそ、彼女の説明を聞いているまどかたちと同じように、視聴者も「魔法少女とはこういうものなのだ」と受け取ってしまう。
その後に真実が明らかになることで、それまでの説明まで違って見える。
まとめ
『まどマギ』の伏線や演出の面白さは、「実はここに伏線がありました」というだけではない。
一度目と二度目で、同じ場面の意味が変わることにある。
結末を知った後だからこそ見えるキャラクターの感情がある。
だからこそ、何度も見返したくなる作品なのだと思う。



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